ども、暖房は極限までつけない系男子gonisiです。
今回は元サイゼリヤ店員として4年バイトした僕が、サイゼのバイトについて出来るだけ詳しく解説してみた。
「キッチンとホールどっちが大変?」
「具体的にどんな仕事をするの?」
「キツイことや楽だと感じたことは?」
少しでもこんな疑問を持ったことのある人や、社員特典・昇給・制服についてなどの概要を知りたい人も要チェック!
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はじめに
ただし各自で調査を進め、できるだけ最新の情報を集めたのでその点はご安心いただきたい。
さらに調査の結果、仕事内容など根幹となる部分はやり方は当時と変わっていても、内容は大きく変わっていないことも分かった。その点を踏まえて当記事をご覧になっていただけると幸いです。
仕事内容
僕はホールが主な担当だった。最初はキッチン希望で入ったが、人数不足のため店長に「最初はホールから始めようか」と言われ始めたが最後。ほぼホールで入る事になった。笑
キッチン
-技量は問わない-
料理スキルの代わりに出来上がり時間を逆算しながら作るという、、パズルのような作業組み立てスキルが必要となる。 では、それぞれのポジションについて解説していこう。
ヒート
-洗い物も平行して進める-
クック
-難しい理由は-
ホール
ウェルカム
-重要な仕事-
オーダー
-覚えるのは時間の問題-
サーバー
-お皿何枚持てるか選手権、開催。-
ドリンク
しかしビールサーバーやワインを開けて注ぐだけだったり、デザートは出来合いの物を冷凍庫から出すなど作業自体はいたって単純である。
但し、混雑時にドリンク係が遅いと料理の方が先に出てしまい「ビールまだ?」等とクレームが入ることがよくあるので、合間を縫って早く提供することが重要だ。
-なんの話やねん。-
教わって以来「デカンタ」こそが絶対的に正しい!デカンタこそ最強!と盲信して生きてきた僕だったが、「ピザ」と「ピッツァ」くらいの違いと教えられたたあの日は、恥ざかしさのあまり自分の血で赤デカンタ、いや...アキャデキャンタを作ろうか迷った。血迷うとはこのことか。
キャッシャー
ただし休日などのピーク時はレジに行列ができることもあるので、最初はテンパるかもしれない。
サイゼ良いところは基本クーポンや割引が存在しないため、"無駄に種類の多いクーポンを暗記する"なんてことが無くて済むところだ。
研修制度
店長や正社員とマニュアルを読み、ルールやおおまかな仕事流れなどの説明を受ける時間となっている。例えばお客様が来た時は「『いらっしゃいませ。』と声をかける」、「制服を着たまま出勤はしてはいけない。必ず準備室で着替えること。」等の規則や仕事の簡単な決まりを教えられる。また、オリエンテーション中も時給は発生する。
オリエンテーションが終了し次回から普通に働き始めるわけだが、教えられ方は店舗によって異なるかもしれない。あくまで僕の場合の教えられ方を紹介するが、参考程度に思っていただきたい。
-研修期間の流れ-
それが終わると「じゃあ実際にやってみよう。今度は僕(店長)が後ろを付いて行くからやってみて。間違ってたら後ろで言うから大丈夫だよ。」と言われ実際にオーダーを取る流れだ。基本的には習うより慣れろ方式で、それはどこの店も変わらないと思う。言葉で説明するより体で覚えた方が早い仕事だからね。こんな形で体当たりで少しずつ修正しながら覚えてくスタイルだ。
-昇格と教育の仕方-
そして研修期間を終えるとTクルーに昇格だ。 Tクルーとは店員のランクのことであり、能力に応じてさらに上の階級に昇格することができる。 ランクを上げるには定められた累計勤務時間や、各階級ごとに細かく設定されたチェック項目をクリアする必要があり、指導する側は基本的にこのマニュアルを基に教育を行っていく。ランク制度については後ほど解説する。そしてサイゼリヤ安心して働ける点は、教育する側にマニュアルがあるところだ。このマニュアルのおかげで人によって教える内容が変わらない、個人的な判断に基づかない、比較的均一的な昇格審査となっている。
-昇格と教育の仕方-
例えば次の階級に上げるにはこれとこれが自然と出来ているか?など審査すべき点が明確に設けられてる。僕の実体験で説明すると、空いた時間に先輩クルーがその教育マニュアルを読みながら、「次のランクにあがるにはこういうことをできるようになっていってほしい。今のgonisi君はこことここの基準はクリアしているから、あとはここを出来るようになっていこう。これのやり方は今から教えるね。」といった流れでトレーニングを受けていた。-補足-
少し矛盾する話かもしれないが、結局のところその審査をするのはロボットではなく人間なので、やはり個人的な感情や視点による出来不出来の最終判断は教育者に委ねられてしまう。言ってしまえば、最終的には昇格のしやすさしにくさは指導者によるということだ。なので担当の人や店長がよく見てくれてる人かどうかや、その人との人間関係はとても重要。昇給・有給・社員特典
昇給について
T→L1→L2→L3→A→P
(P...パートナークルー, A...アソシエイトクルー, L...リーディングクルー, T...トライアルクルー )
-ただの昔話-
C→CC→CCC→B→BB→BBB>→A→AA→AAA
の9段階となっていて、AA以上は社割が70%OFFだった。
僕はAAクルーだったため、毎日のように社割でテイクアウトして宅飲みをしていた。ある意味お家サイゼの先駆けだったのかもしれない。
有給について
この方法は正直どの店舗でもできるかわからないが店長と仲が良かったため、やってくれた。
社員特典について
上限額は(元値)2000円までで、支払い額は最大で、L3以下は1000円・A以上は800円ということになる。注意点としては社割が使えるのは勤務日1回限りとなっている。まかないなので働いてない日が割り引かれないのは当然だね。
-従食を使うタイミングは出勤日であればいつでも良い-
キッチンとホールどちらが大変?
個人的な結論
飲食店である以上お客さんはご飯を食べる目的に来ている。その目的を作るキッチンの方の双肩には、我々の思いもよらないほどの責任感が覆いかぶさるわけだ。そのため調理が注文のスピードに追いついてゆけず、店がうまく回らない時はダイレクトに責任がある。
次はそれぞれのきつかった点・楽だと感じた点を解説する。
-個人的見解と感想-
逆にホールの場合は人数が多いので、責任の所在がはっきりわからづらい。例えるならキッチンは卓球のダブルスなどの半個人競技で、ホールはサッカーなどの団体競技だ。
僕がキッチンで一番きつかった点は、料理が遅れてしまった時に自分の責任でありながらホールの人に謝りに行かせるのがなによりしんどかった。とはいえ、キッチンもきついことばかりではないし、ホールも楽なことばかりではない。
キッチンのきついと感じるポイント
- 責任重大
- 作業の組み立てが難しい
- ホールに比べ慣れるまでが大変
-要領よく進める-
しかしそのためには6分のものから作り、3分後に3分で出来上がるものを作り始めなければならない。しかし一品ずつなら良いが、これに2分でできるものが加わったら?片方だけがもっと時間の掛 かかる物を注文したら?などと考えると組み合わせはまじで星の数程ある。(そこまではない)
また作る際に何を何分前くらいにオーブンに入れ、いつ頃出来上がるかを常に頭の中に記憶しておくことなども重要だ。ただ早く出せば良いわけではない。
この作業組み立てスキルがクックに限らずキッチンの本質であり、効率よく早く正確に提供できるかがクルー同士で技量の差がでる。味は差がでないけどね。
こう話すといかにも難しそうだからキッチンはやめようかなと、考えたキミ。待ち給え。行くんじゃあない。ブラウザバックを押そうとするんじゃあない。今からキッチンの良いところ言うから行かないで...。
キッチンの楽だと感じるポイント
- 慣れたら楽
- 売上で見る達成感がある
- 暇な時なホールより暇。
-達成感が強い-
そして注文が落ち着いたり客が来ないと、仕事の範囲の広いホールに比べかなり暇になることも。よく暇な時は店員同士で楽しくワイワイ話していたなあ。
ホールのきついと感じるポイント
- お客さんとのトラブル。キッチンまで乗り込まれたことがある。
- 混雑時の店員の連携が難しい。
僕が一番やらかしたエピソードは、オーダーを送信し忘れ1時間以上テーブルに料理が一切でないことがあり、怒り心頭になったお客様がキッチンまで殴り込んできた。ただでさえお昼の混み時で、入店するまでで待たされているため当然の怒りである。
しかも質の悪いことにチンピラみたいなお客様で、それはもう怒鳴り声が店内に居る人間全てに響き渡ったことでしょう。笑 しかしこういったことはホールの仕事を続けている以上絶対に起こりうる事なので、どうかビビらずにホールに挑戦してほしい。
-連携が大事-
この場合他の店員と連携がとれてないと、必要以上の人数で片付けに行ってしまう可能性があるのだ。端的に言うと、動きがかぶる。
そのため「この場合はこの人に任せたほうが良さそうだな」、「ここは自分が行くべきだ。」などの判断が重要になってくる。
ここがホールの一番難しいところで、慣れるまでに時間を要したポイントだ。忙しいからこそうまく連携がとれないと店員同士ですげぇギスギスする。笑
でも逆にそこが出来るようになると、ホールとしてかなりの戦力になるからめげずに頑張ってほしい。
ホールの楽だと感じるポイント
- 接客の楽しさが感じられる。
- キッチンに比べて慣れるまでが楽
-ホールの魅力は-
本当にいろんなお客様に支えられて、接客を楽しく感じれるようになった。そこがホールの一番の魅力だと思う。また仕事は多いが難易度は低く、キッチンよりかは慣れるまでもそこまで大変じゃないところもおすすめだ。
総評
逆にホールはピーク時の忙しさはキッチンには劣るが、暇な時間もその分キッチンより少ないかもしれない。キッチンには劣るというものの忙しいは忙しい。笑
どちらも一長一短があり、自分がどのスタイルを好むかで選んでみるのも良いのかもしれない。
シフト・身だしなみ・制服
シフトについて
基本的に人数が足りている店舗であれば、融通は効きやすいかと。参考までに僕の出勤パターンを載せておく。
平日(週3日) 18時〜22時
土日祝(週2日) 12時〜22時 休憩16時~18時
休憩時間はその店の人数の張り方にもよるので、あくまで参考程度に留めてほしい。 あまり無いパターンだと思う。
制服について
僕が現役のときは、形状記憶のワイシャツ・水を弾きやすい生地のしっかりした黒のスラックス・黒のコックシューズ全て支給だった。どれも機能性が高く結構良い値段したんじゃないかな。
それらの制服は汚れにくく形が崩れにくい制服を採用していた。おそらくだが個人の管理能力に頼らず、サイゼの店員の見た目の衛生レベルをある程度一定に保つ仕組みなのでは、と考えている。
身だしなみについて
- 髪型は長いと1つに結ばないといけない。
- 髪が短くてもピンで髪を固定するなどして必ず耳を出した状態にする。
- 派手な髪色はNG。
- ヘアピン・ヘアゴムは目立たない色にする。
- 長過ぎる髪はNG
- 髭もNG
- 勤務時のピアスやネイルは厳禁。
などなどだ。
-結局のところ-
さすがにここまでやったらどの店でもアウトだが、髪色や髪の長さ、ピアスなどは結局のところそこの店長や信頼関係しだいだと思う。キッチンならお客さんの目につかないから髪色はおおめにみるかとかもあるかも。限度はあるけどね。
サイゼリヤで働くか迷った時は
実際に働こうか考えてる店舗に行ってみる
- 笑顔で接客してくれているか?
- 店員同士の会話が店内にも漏れ聞こえてくるか?
経験上、店員同士の仲が良いと自然と接客で笑顔が増える。なぜならば楽しい会話の途中でお客さんに呼ばれたりすると、必然的に笑った顔のまま向かうことになるからだ。
-心は表面に-
そういったことから、店員さんが自然な笑顔で接客できてる店や、店員同士の雑談が聴こえてくるのは雰囲気が良い店が多いと感じる。
笑顔が絶えない店が、雰囲気の良い店だと個人的には思う。サイゼや飲食店で働くか困った時は参考にしてくれ。
店長がほぼお店の雰囲気を決める
店を先導する者の言動次第でクルー達の気持ちも良くも悪くもなる。だから店長がどんな人かも偵察に行く時にチェックしておきたいポイントである。
-店長も見ておこう-
僕が働いていた時に何度か店長が変わったが、過去にこんな二人の店長が居た。どんな時も明るくて有能な店長と、ネガティブ思考で無能な店長。当然ながら売上も店の雰囲気も大きく差が生まれた。明るい方の店長は能力が長けてることもすごかったが一番尊敬していたところはどんなに忙しいときも明るく、余裕があった。大型連休のドピーク時にも店員に冗談を言ったり、軽口をたたいて場をなごませてくれたおかげでみんな不安やイライラに駆られずいたと思う。
しかしネガティブな店長や、キレるタイプ(うちの店にはいなかったタイプ)が店の長だと、みんながその人を見て不安がったり機嫌を損ねないように立ち回ったりすることになる。すると窮屈な思いでみんな働くことになり、ホールに立つ人の表情も良いものではなくなってくる。
やはり働くことを楽しいと思わせてくれる人には、人が付いていくとよく感じたものだ。ちなみに店長は黒い服を着ているので、どんな人か注目してみよう。
まとめ
最後にちょっと自分の話をしようと思う。その前にここまで読んでくれた方本当にありがとう。長丁場になって少し読みづらかったかもしれないけど、これからサイゼで働くか考えてる人の少しでも役に立ったなら嬉しい!
もし、よければまた次回もよろしく!そしてまだお付き合いいただける方は下のボタンをタッチorクリック!!
-じゃあ最後に言いたいことバァーって言って終わろうと思います。笑-
実は「ホールのきついと感じるポイント」で先述した殴り込み事件には背景があって。当日の僕の接客態度は粗悪で笑顔は無いし、無愛想で雑。そんな対応で働いていた。
当時学生だったこともあり、その日の気分で態度が変わってしまう未熟者だった。だからこそお客さんは余計に怒ったのだと思う。もし、あの日の僕が笑顔で丁寧に対応していたらそこまで怒られなかったのかもしれない。
逆に良い接客を心がけたおかげで、ミスをしても許してくれるお客様も何人もいた。こんな経験を重ねていく内に、「最初に印象良く思われておくだけで人が抱く感情はこんなにも違うのなら、笑顔で人と話さないのは損をしているな。」と感じるようになった。
「媚を売れ。」という話ではないが、自分のためにもお客様に気持ちよく過ごしてもらうためにも、笑顔を作れるようになった事がホールで働いて一番の財産となった。接客に限った話ではなく、人に好かれるテクニックとして人生で必ず役立つのでホールで働く人は是非覚えてほしい。
接客の嫌なことのほとんどはお客さんの事だけど、良い事があるのもお客さんのおかげなんだよね。だから今でも僕のお客様になってくれた人達には感謝しています。
もし偶然この記事を見てる人の中であの時のお客様がいたら。居なくてもこの記事を読んでくれた全ての人へ。
「ご来店ありがとうございました。またのご利用をお待ちしています。」
ばいちゃ。